富山のご当地丼「白エビかき揚げ丼」



B級グルメブーム

 

 

もうB級グルメという言葉を知らない人はいないだろうというくらいにB級グルメはブームになっています。テレビ番組でもB級グルメ特集は数多く放送され、B-1グランプリの知名度もかなり高まってきています。

 

 

もともとB級グルメとは、高価で贅沢な料理の対極ということで、安くて気軽に食べることができる庶民のための飲食物ですから、外食に限らず、郷土の家庭料理でもこれに該当することがあります。

 

 

こうした郷土料理やご当地ならではの名産品を工夫することでもB級グルメが作られはじめたわけです。

 

 

「東京グルメ通信 B級グルメの逆襲」(主婦と生活社)が1985年に刊行されたのが最初だともいわれていますが、翌年からは文春文庫ビジュアル版でも「B級グルメシリーズ」が刊行されて、いよいよ一般用語として概念が拡大していきました。

 

 

基本的には外食の一種とはなっていますが、堅苦しい定義などは無く、結果的にはいわゆるご当地グルメにはB級グルメが多いということになっています。

 

 

最近では郷土料理ではなく、やはり商業として売り出しが可能な地方の町おこしのネタとして「ご当地グルメ」が熱心に開発されています。こうしてB級グルメによる地域おこしは各地でも盛んに行われ始め、各地の関連活動をしている団体が力作のB級グルメを持ち込んで競う「B-1グランプリ」大会は、特にメジャーイベントとして注目を浴びるようになっています。富山県もご当地名産の白エビを使って見事入賞しました。